先日、ホンダディーラーに行ったとき、新型ステップワゴンに遭遇した以上にサプライズがあったんです!!

 

というのも、帰る間際に担当営業マンが「S660系列店で試乗できますよ。よかったら試乗しませんか?」って突然言ってきたのです。「えっ!?試乗もできるの!?」と思わず聞き返してしまいました。沖縄でこんなに早く実車を見れて試乗ができるって嬉しい誤算です!! これは試乗しないわけにはいかないでしょ!!ということで、日を改めS660試乗してきました。(^^;)

 

ホンダ S660

 

■デザイン

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S660。ホワイトがMT車でイエローがCVT車。もちろん試乗は迷わずMT!!(^^)d

 

予想外に早く実車を見れた嬉しさのあまり、年甲斐もなくはしゃいでしまいました。スポーツカーを見てしまうと(しかも新型)心がワクワクしてきます。相変わらずの車バカですね…。(^^;)

 

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運転席。

 

写真では分かりにくいですが、軽自動車なので非常にコンパクトです。しかし、実際に座ってみるとそれほど狭くなく、髪の毛が天井に当たることもありません。心地よいタイト感です。座席の高さは非常に低く実際の速度より速く感じるかも。足をまっすぐ延ばす姿勢になりますが、ペダルは足の先に適切に配置されてますので、無理な姿勢にはなりません。素晴らしいです!! ちなみにポルシェ944S2も同じ姿勢になります。

 

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インパネ。ミッドシップのため後ろにスペースないのでハンドルが切れるアングルになってしまった…。

 

インパネはスポーツカーって感じのデザイン。デジタル表示のスピード計は見やすかったですが私はアナログ表示がいいな~。小さい車だからスペース上このようなデザインなのかも。なんとなくNSXのインパネに似ているように感じます。オプションの液晶パネルは加速G、アクセルペダル開度、ブレーキ圧を表示していますが、事故ってはいけないという緊張感から見る余裕がありませんでした…。

 

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リアビュー。ホンダ車らしい男性が好みそうな未来的なデザイン。見慣れてくるとだんだんカッコよく感じるようになるかも。ホイールはオプション品ですね。

 

■インプレッション

試乗した感想です。

 

良かった点は、まず、MTのシフトフィール。ほぼ完ぺきだと思います。カッチリした操作感ですが重さを感じず滑らかです。また、シフトチェンジはスコッと入り、ギアをガリガリっとすることは全くないので、シフトアップはもちろんシフトダウンもバッチリ決まります。運転にリズムが出てきてシフトチェンジがとても楽しかった!!

 

また、旋回もすばらしい!! フロントにエンジンが無く重心が低いからだと思いますが、水平にスーッとスムーズに軽く旋回しはじめ、しかも狙ったライン通りに旋回できます。ミッドシップを運転したのは初めてだったので感動でした!! これがミッドシップの操作感なんですね。普段の愛車である4代目ホンダライフFターボ(JB7)も軽自動車離れしたステアフィールなんですが、アンダーステアなので外側に膨らむ感じがするんですよね~。しかしS660はスムーズで軽やかに思った通りに旋回しますから、まさしくS660はスポーツカーです!!

 

しかし、気になる点もありました。まず、ブレーキフィールがたのもしくないです。前後大型ディスクブレーキですがブレーキペダルを踏んだ感触の芯が小さく感じます。鋭い制動力の立ち上がりが欲しいのではなく、ブレーキペダルから伝わる感触をもっとしっかり感を感じさせたほうがいいと思います。これくらいのブレーキフィールはライフFターボですでに実現できているので、なおのこともったいないです。

 

他には、走行中たまにハンドルがブルブルっと不快な振動をすることが挙げられます。もちろん、路面の凹凸でハンドルは震えますが、短い試乗なので、どのような時に振動するのか確かめられなかったんですけれども、たしかに2回ほど、えっ!?なんでブルブルってするの!?ということがありました。オープンカーだからボディ剛性が低いのかなと思ったんですけれども、車道から歩道をまたぎディーラーに入ったとき、サスペンションのガタ付やボディのキシミは感じられず、むしろ素晴らしいボディ剛性だったので、なおのこと不思議な現象です。ライフFターボではそのようなことは無いので、とても気になります。

 

エンジンフィーリングもスポーツを感じられず残念です。スポーツカーですから、スッキリと芯がしっかりしたシュイーンと回るエンジンを期待していましたが、スッキリしない感触の回転フィールで、室内に入ってくる小さな音量の「ボゥー」って音に少しがっかり。正直、スッキリした回転フィールでヒュイーンという音を奏でる、ライフFターボのP07A型エンジンのほうが良いです。

 

(P07A型は、エンジンブロックが上下分割、クランクがフルカウンター、そのクランクをエンジンブロック下側のラダーフレーム構造をしたロアブロックで取り付けるという、オーバークオリティで剛性バッチリのスポーツエンジンです。しかもショートストロークなので高回転までスッキリまわるんですよ。凄いですよね~。ミッションがATしかなかったのが玉にキズですが、しかしそのATは時速12km以上からロックアップしたり、3軸式で剛性ある構造など、アクセルを踏み込むとスパッスパッと変速する優秀なATです。)

 

乗り心地もライフFターボと変わらなく残念でした。毎日ライフFターボに乗っているので、振動等の違いがすぐ分かるはずなんですが、全く違いが感じられません。ここはやはり、新型の専用ボディに4輪独立懸架サスペンションなんですから、他車を凌駕しなければもったいないと思います。しかし、軽自動車の規格内のボディサイズではなかなか難しいのかもしれません。

 

少し厳しく書いてしまいましたが、それでもS660はその欠点を補って有り余るほど魅力のある車です。独身だったら迷わず購入してます!! なぜなら、運転席に座るとその気にさせられますし、なんだかんだ言っても運転してて楽しいです。気が付いたらワクワクしながら運転してました。スポーツカーってやっぱり良いですね。久しぶりにポルシェ944S2を運転していた時の感覚がよみがえってきて嬉しくなりました。1代目で終わるのではなく、2代目、3代目と熟成されながら続いていく末永いモデルになってほしいと思います。

 

余談ですが、今回のS660の試乗でライフFターボの性能はいまだに第一線級であることがわかりました。例えば、最新の軽自動車と比べて路面凹凸からの振動が強いので乗り心地が悪いと判断していましたが、しかし実際にはS660と同じ乗り心地でしたから、サスペンションがスポーツ向けの味付けで固い乗り心地だったということになります。勘違いしてました。色々な車に乗って勉強しなければなりませんね。

 

カートップ2005年2月号のゼロテストで、ライフDターボ(DターボとFターボはフロントシートの違いだけだったはず…。)は、当時の軽自動車の中でずば抜けて断トツの1位!! しかも当時の国産コンパクトカーよりも良い成績でした。性能はいまだ健在だったということになります。改めてライフFターボを見直しました。燃費性能や安全性能では最新の軽自動車に敵いませんが、中古だけれども程度の良いライフFターボ買ってて本当に良かったです。ライフFターボ及びライフDターボお勧めですよ!!