回想シリーズ12回目は、KONIショックアブソーバーについてです!!(^^;)
前回掲載 2010年11月19日
今回は、ポルシェ944用KONIフロントショックの取付け方法をお伝えしようと思います。
取寄せたポルシェ944用KONIフロントショック。このままだとコイルスプリングが取付けられないんじゃないの? 何かの間違いでは? と思われるかもしれません。
しかし、これで間違いないのです。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、KONIのポルシェ944用フロントショックは、インナーカートリッジ交換タイプなのです。
けれども、944のフロントショックは、一部の旧車のように分解できるようにはなっていません。じゃあどうやって取り付けるのかというと…
取付方法は、
純正フロントショックをKONI指定の長さになるよう上部を切断し、
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ピストンロッドと中身を取り出して、
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筒の底の中心に付属のボルトが通るように穴を開け、
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インナーカートリッジを純正ショックの筒に挿入し、
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インナーカートリッジ底のネジ穴に、あらかじめ開けておいた純正ショック筒底の穴の外側から、付属のボルトを入れて固定し、
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上部切り口にも付属のゴム製ソケットを差し込んで固定します。
ザックス製の純正フロントショックをそのまま交換すれば簡単なのですが、高級品なのでなかなか手が出せない…。(T-T) それで、純正品と比べてリーズナブルな価格で販売されている、KONI製インナーカートリッジを使用してみました。加工が必要ですけれど、整備工場としては簡単な作業だそうです。部品の再利用というメリットもあります。
インナーカートリッジを入れるため、実際の内径が細くなる分オイル量が減って耐熱性が悪くなると言われていますが、サーキットを走らなければ問題無く、ストリート走行なら十分な性能です。願わくは純正形状タイプがKONIから出てきたら嬉しいのですが…。(純正スポーツタイプのショックにKONI製もありますが、ノーマルショックよりさら高価…。(T-T) でも、いつの日か取り寄せようと思っています。一度でいいから現物を見てみたい…。)
社外品でメンテナンスするのは邪道なやり方かもしれませんが、紆余曲折しながらも取付できた時の気持ちは格別です!! ひと山超えた達成感があります!! 苦労しますがこのような方法も車を維持管理する醍醐味の一つかも!?と思っています。(^^)d