回想シリーズ5回目は、ABSについての回想です!!(^^;)
前回掲載 2010年 9月14日
前回掲載 2010年 9月15日
黄色の○印部分が944S2のABSユニット。エンジンルームに入りきれなかったのか、重心や前後重量配分を考えてこの位置にしたのか…。いずれにしても興味深い所に収まっていますね。
なぜ、ABSを取り上げるかと言いますと、今となっては当たり前の技術ですが、ABSって偉大な安全技術だからです。
私の944S2は1990年式ですから、以前は数十万円のオプションだったABSが標準装備なので、大喜びしていたのも束の間、メンテナンス記録にあるように、購入当初はメーターのABSチェックランプが常時点き、故障してたのでがっかりしてました。
と言っても、走行には問題なかったので、「ABSなんていらねぇ~。足の感覚を研ぎ澄ませば大丈夫!!」などという、根拠の無い自信で走り回っていました…。今思えば怖いですね…。(^^;)
では、なぜABSの修理をしたかと言うと、当時、自動車雑誌では、ABSの重要性が頻繁に書かれてて、「ポルシェのブレーキとABSは最高に素晴らしく宇宙一!!」と書く評論家までいました。また、軽自動車にも標準装備され始めたので、944S2も標準装備されているんだからもったいないな~と思うようになって、修理に取り掛かりました。
幸いリレーの故障だったので簡単に直せたわけですが、その後しばらくしてパニックブレーキを踏むことになります…。(^^;) その時のことは鮮明に覚えてて、対向車が車線をはみ出してきたからだったのですが、私の前の車は旧車でABS付いていないので、タイヤフルロックによるビックリするくらい大量の煙が、路面とタイヤの間から噴き出してきましたけれども、私の944S2はそのような事は皆無で、しかも操舵が効き!! 予想よりもはるか手前で停止できたのです!!
このようなABSの凄さを身をもって体験できたことは貴重な経験で、ABSを直して本当に良かったと思っています。もし直していなければ、私は事故死していたかもしれません。
現在ではほとんどの車にABSが付いているので、目立たなくなってしまった技術ですが、ABSって本当に素晴らしい技術なんだと声を大にして言いたいです!!
ちなみに944S2のブレーキも素晴らしいです!! 当時ですでにブレンボ!!で、フロントは異径対向の4ポット!! さらに凄いのが、リアも異径対向の4ポットなんですよ!! パニックブレーキの時に、はるか手前で止まれたのは、このブレーキのおかげでもあると私は思っています。