マツダが新たに開発した四駆であるi-ACTIV AWDについて調べてみると、車両開発において自動車メーカで主流になりつつあるモジュール化が、いかに大切で重要なのかを再確認できたので、忘れないうちに記しておきます。また車バカ炸裂です…。(^^;)

 

i-ACTIV AWD

 


i-ACTIV AWD概要図 出典:マツダ株式会社

 

i-ACTIV AWDとは、スタンバイ式の四輪駆動で、センターデフは無く、電子制御多板クラッチが使用されています。他社ではスバルのAT車に搭載されるアクティブトルクスプリットAWDがありますが、忘れてはならないのが、ポルシェ959の可変トルクスプリット式と、そしてそれをお手本にして作られたと言われているスカイラインGT-RのATTESA E-TSがありますね。厳密に言うとポルシェ959とGT-Rは後輪から前輪に駆動を配分しますが…。

 

このようにスタンバイ式の四駆は昔からあるわですが、なぜi-ACTIV AWDが評価されているのかと言いますと、タイヤが滑る前に制御している、つまり、各センサーからの情報を基に予測している点が、今までのスタンバイ式より優れているからだと思います。色々な記事を読んでみると皆同じく、最も滑りやすい状況でも他車と比べて挙動が安定していると書かれています。1cmでも滑らせたくないとの思いで開発したそうです。確固たる決意を感じますね。

 

さらに優れている点は、四駆にするためにセンサーを追加していないそうです。私が思うにスカイアクティブによって車両開発をモジュール化した結果、センサーを含む電子制御が規格化されているので、簡単に応用できたのではないでしょうか? しかも、スカイアクティブによって、四駆の構成部品も規格化されているようで、CX-5、デミオ、アテンザ、アクセラ、CX-3、と幅広い車種にデブ以外は共通の部品が使われてて(容量の違うデフを容易に交換できる点も凄い!!)、40~50㎏の重量増で済んでいるようです。トヨタTNGAの投稿でも書きましたが、i-ACTIV AWDの無駄が無い効率化されたパッケージを見るときに、モジュール化ってこれからの自動車産業に欠かせないと改めて思います。

 

前回投稿 トヨタTNGAについて考察

 

ちなみに、エクストレイル ハイブリッドを試乗した時に、アラウンドビューモニターの説明で、すでにあるカメラやセンサーを上手く組み合わせて作り上げたと、営業マンが説明していたのを思い出しました。日産はルノーと共同で行っているCMFのおかげで、アラウンドビューモニターを容易に仕上げたんだなと思います。マツダのスカイアクティブといい、日産のCMFといい、車両開発でモジュール化って強力な武器になりますね。だから、トヨタはTNGAを推し進めていくんだなと感じました。

 

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