回想シリーズ3回目は、エンジン制御用コンピュータの回想です!!(^^)

 

前回掲載 2010年 9月13日

DME

 

dme
DMEを開けたところ。

 

前回掲載のメンテナンス記録。そっけない文章ですね…。お恥ずかしい…(–;)

 

湾岸ミッドナイトの影響もあって、エンジンのセッティングに興味をもったものの、スキルや機器が足りないので、自分自身でのセッティングはあきらめ、プロが作ったROMを取り寄せました。それで、メンテナンス記録にそのROMを取り付けた様子を書いているようです。(^^;)

 

本音を言えば、このような恥ずかしい文章を、掲載したくないです…。(–;)

 

でもなぜ、今回取り上げたかといいますと、ポルシェ944S2に使用されているエンジン制御用コンピュータって、とても興味深いんです。

 

このエンジン制御用コンピュータは、BOSCH MOTORONIC DME(ドイツ語 Digitaler Motor elektronischの略)と言い、同じ年代の車では、BMWでも使われているそうです。そのDMEがなぜ興味深いかと言うと、データが収められているROMが取り外せるからです。

 

rom_impression
DME 助手席のマットをめくると出てくる黒い板を取り外すと、DMEが出てきます。

 

ROMが外せるって知った時、えっ!? なんで!? って思ったんです。ROMって取りはず必要あるの?? はんだで取り付けるんじゃないの?? と、不思議だったんです。なぜROMを取り外せるようにしているのか?

 

現代では、コンピュータを機器につなげてデータの変更ができますが、当時はそのように変更できなかったから、ROMを取り替えることで、データを変更しようとしたのではないか…。でも、どうしてそのような方法で、データを変更できるようにしたのか…?

 

ここからは私の憶測になってしまうのですが、考えられるのは、今から30年前はコンピュータって高価なものだったので、レース時にセッティングを変えるために、複数のDMEを用意するのは経済的ではなかった。それで、コンピュータより安いROMを簡単に取り外せるようにして、レースを戦っていたのではないか… と、思うんです。

 

予選用ROM、決勝用ROM、燃費重視用ROM…、とROMを使い分ければ、リーズナブルでしかも容易に、エンジンのセッティングを変えられる! とても合理的で素晴らしいと思いませんか? 私の憶測ではありますが、でも、そのように考えれば、なぜROMを簡単に取り外せるように作ったのか、説明がつくと思うんです。

 

また、当時は、キャブや機械式インジェクションから、コンピュータ制御に変わる過渡期で、プライベーターもポルシェでレースしますから、キャブや機械式インジェクションなら、容易にセッティングを出せますけど、コンピュータ制御となると、今までの方法は使えないから、どうやってセッティングを変えるんだ?? となったと思うんです。それで、ROMを簡単に取り外せるようにして、問題を解決したんじゃないかな~って思います。でも、ROMが取り外せるのは、944迄で、968からは取り外せないそうです。

 

ちなみに、DMEって他にも興味深くて…、

 

924系によりますと、FQS(Fuel Quality Switch)というスイッチで、国や地域のガソリンに合わせて、セッティングを変更できる機能があったり、

 

あるブログによりますと、セッティングデータは、アイドリング、パーシャル、全開、の3パターンで、凄いのが!! パーシャル時に、アクセル開度を無視し!! 吸入空気量とエンジン回転数だけで!! エンジンを制御したり、と、シンプルだけど合理的に作られてて、BOSCHって凄いな~って、感心しました。

 

サブコンやフルコンは不要ですね!!