アウディ S4(B7)購入!! 色々不満があっても運転してて楽しい不思議な車です!!

AUDI S4 (B7)
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エスティマハイブリッドのラジエターと、ハイブリッド用ウォーターポンプが壊れ、一式交換で約12万円となりジ・エンド…。妻から処分命令が下りました。「これ以上はこの車にお金はかけられない。さらに高額な修理が出てくるはず」との事。御もっともであります。m(_ _)m

次は何に乗ろうか考えていたところ、格安のS4が出ているではないですか!! 程度が悪いのか気になりましたが、しっかりメンテナンスされている車両だったので、購入することにしました!!

以下S4を試乗記のようにご紹介致します。

アウディ S4 (B7)

Audi S4 - Wikipedia

■デザイン

フロント外観

初年度登録は平成17年12月で、走行距離は115,648kmです。本音を言うとシルバーかグレーのS4が欲しかったのですが、色は選べないです…。目立つだろうなぁ…。 (^^;)

いわゆるシングルフレームなったころの外観なんですが、この年代のデザインが私好みだったので、B7のS4を選定しました。

運転席

私のS4は全面本革張りシートです。標準でレカロシートとは有り難い。身長174cmの私にとっては少し大きめですが、フィット感が十分あるので問題ありません。運転中滑るかなと思ったんですが、座面後ろを一番下に下げ、座面前を一番上に上げれば体がスッポとはまり、本革でも有りなんだなと思っています。

インパネ

オーソドックスなデザインで私好み!! メーター中央のカラーディスプレイは重宝しています。日本語表示はB8以降のようです。カーナビとエアコンのスイッチがインパネ中央の下にあるのは時代を感じさせます。運転中は操作しないので、これはこれでいい配置です。

後部座席

後部座席もレカロシートって珍しい造りだなと感じました。さすがレカロで座面・背もたれ共に程よい座り心地です。ただ足元はタイトなので、くつろいで座るという感じではないです。

トランク

写真で見る以上に奥行きのあるトランクルーム。ゴルフバックは4個積めそう。

リア外観

丸みを帯びたすっきりとしたデザイン。こちらも私好み!! マフラーは左右4本出しで音もグッド!! 社外品に交換する必要はないと思っています。

エンジンルーム

一直線のバルクヘッドをみて、944S2を思い出しました。やはり944とアウディ造りが似ているんですね。

4.2L V8エンジンはA8譲りではありますが、A8より狭いエンジンルームに納めるために、エンジン長が短くされているのは有名な話。実物も思っていたよりは小さく感じます。

ホイールとタイヤ

SPORTS TECHNICの18インチホイールが付いてました。タイヤは235/40/R18 91WのレグノGR-XIです。まだ溝が十分にあり非常に助かります。ただタイヤ交換の時は覚悟しないといけないですね…。

■インプレッション

それでは、運転した感想に移りたいと思います。今回は低中高速域を十分走った感想となります。(走行距離が約11万キロ経っている事をご考慮下さい。)

乗り心地

幸いにも、最近フロントサスペンションのアッパーアームが左右とも交換されていました。新車の状態に戻っているので当分は安心して乗れそうです。

乗り心地は正直言って固いです。しかし、路面からの衝撃があっても角が取れた衝撃なので上品な硬さと言った方が良いかもしれません。ただ路面の凸凹が続けは結構体が揺れますので、同乗者は車酔いするの間違いなしです。

カーブではロールしません。びたっと路面に張り付いた感じでスムーズに曲がっていきます。巷で言われているように、全く四駆を感じさせないのは本当だと思いました。曲がり難さは全くありません。さすがアウディのクワトロです!!

ハンドリング

速度にお応じて重さが変わるタイプで、私としてはその制御に違和感を感じています。具体的に言うと、低速域では軽すぎで高速域では重すぎるのです。女性の運転も考慮しての低速域での味付けだと思いますが、それにしても軽い!! 高速域はというと、あれほど低速で軽くしていたのに極端に重くなり、女性だと運転が大変かもしれません。アウトバーンの事も考慮すると仕方ないのかもしれませんが、私はなかなか慣れないです。

けれども、重さが変わる制御以外では素晴らしいの一言です!! スムーズに回りますし、路面の状況も少し軽めですが十分に伝わってきます。硬質な剛性感が好印象です。

高速域での直進は、とにかく真っ直ぐ走りますが、もう少しどっしり感が欲しいなと感じました。高速域は緊張するので安心感が欲しいです。

エンジン

エンジンは巷で言われているように、本当に素晴らしい!! アクセルを踏むとタイムラグなく怒涛に加速し始め、あっという間に制限速度に到達!! 大排気量だから当たり前ですね。トルクも十分あり普段の運転では2,000回転以下で十分事足ります。

回転フィールはコンパクトにギュッと詰まってて、小刻み良いビートを伴いながらスムーズに高回転まで回ります。このフィーリングは本当に気持ち良い!!

燃費規制の事もあって、今のうちに大排気量エンジンを味わっておいたほうが良いといわれていますが、本当にそうだなと思いました。もしかしたら、今後このようなエンジンは出てこないかもしれません。

ミッション

S4なのでATではありますが、とても興味深いミッションです。ボルクワーナー社製の多板クラッチを用いたZF社の6HPミッションという事もあり、エンジンとダイレクトに繋がっている感があってアクセル操作がとてもしやすいです。アクセル操作で容易にシフトアップできます。

また、このATはポンポンと積極的にシフトアップせず、その時のアクセル開度に合わせてきっちり回してから変速するのですが、私としてはテンポよく高速へシフトアップしたほうが良いかなと感じます。そうじゃないと街中では、エンジンとダイレクトに繋がっていますから、低速のままではアクセル操作で、車が前後に揺れてしまうんですよね~。

しかし、そのような時は、使い勝手の良いパドルシフトでシフトアップして、好みの回転数に落としています。このパドルシフトは良く出来てて、シフトレバーを倒さなくても、パドルシフトを引けば、マニュアルモードにすぐ変わり、しばらく変速しないでいると自動でオートモードに復帰します。本当賢いです!! マニュアルモードの時は自動でシフトダウンするのも重宝してます。

ブレーキ

低速から高速まで色々と試しましたが、不満なところは少しもなく頼もしいブレーキフィールです。鋭く制動力がたち上がるのでは無く、踏み方で制動力が変わるタイプなので、コントロールしてて楽しいです。

ボディ

ボディ剛性は十分あると思います。たまにきしみ音がしますが、だからと言って剛性が足りないとは感じません。ドアを閉めるときもドスンと低音が効いた剛性感を感じさせる音がします。

■後記

素人ながらグダグダと書いてしまいましたが、トータルで見ると、とても良い車で、不満なところがあっても、運転してて楽しく感じる不思議な車です。車通勤が楽しくなりました!!

これからまたコツコツと944S2のように、好みに仕上げていきたいと思います。まずは乗り心地と、大排気量とはいえ燃費をどうにかせねば…。