ポルシェ 944 ターボ (951 部品取車)

ポルシェ944S2
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944S2の修理ですが、修理工場が忙しくて全然進んでおりません。なので修理ネタも無く8月から更新してないということになります…。(^^;) そのままではさすがにマズイので、部品取車のネタ等を…。

 

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事故当初、修理に必要な部品を見積もりすると約250万円!!と言われました…。新たに中古買ったほうが…と思った矢先、知人がPorsche 944 ターボの不動車を持っていたことを思い出しさっそく交渉すると、破格の値段でゆずってもらえることに!! ほっと一安心。

 

Porsche 944 ターボのボディをそのまま使おうかと考えましたが、修理工場の社長曰く、「内装・配線などの程度がとても悪く、返って手間暇かかって大変!!」とのことなので、ボディを切り取って流用することにしました。仕方ないですね…。

 

ボディ剛性が気になりますが、フレームよりも前の部分なのでなんら問題ないとのこと。社長を信じてお願いすることにしました。私自身ではどうにもならないですし…。

 

その後、社長が「ポルシェはボディが全然錆びないから凄いよ。高張力鋼板じゃなく普通の鉄だから時代を感じるね。でも、溶接はいつもより数倍強くしないとできなかったよ。フレームの奥深くまで錆び止め塗装がされてて感心した。」と言っていました。

 

ポルシェってやっぱり凄いんですね。事故って大変な目に遭いましたがとても良い勉強になっています。錆びにくいとか、強い溶接が必要だとか、ここにポルシェの高剛性ボディの秘密があるのかもしれません。

 

スポーツカーって、何馬力出ているとか、新設計のサスペンションとかが話題になりますけど、私はボディ剛性が重要だと思うんです。パワーが出てもボディが弱ければ路面に上手く伝わらないし、サスが良くてもボディがダメなら設計通りに動かないし…。

 

944S2を購入した決めては、ニュルブルクリンクで開発されているからです。R32GT-Rもニュルブルクリンクで開発されましたが、当初はたった1周しただけで、エンジンからオイルが吹き出し、サスペンションは壊れ、ボディが歪んでドアが開けられなくなったそうです。でもその後ニュルブルクリンクで鍛えられたR32GT-Rは時代に名を残す名車となりました。そのような世界で最も過酷なサーキットと言われているニュルブルクリンクで、ポルシェはR32GT-Rよりも何十年も前から開発している歴史を知るときに、ポルシェのボディの凄さを容易に理解できると思います。

 

ちなみに、944S2はエンジンとミッションとボディの密着感も凄いです。アクセルを踏んで加速するとき、ボディがエンジンとミッションをダイレクトにガチッと掴んでいるが感じが伝わってきます。ほんと惚れ惚れします。944S2にボディと駆動系の剛性がいかに重要かと学ばされました。

 

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